朝晩の冷え込みが強くなると、せきやのどの痛み、発熱といった症状で受診される方が増えてきます。秋から冬は空気が乾き、室内で過ごす時間も長くなるため、感染症が広がりやすい条件がそろいます。手洗いや室内の湿度、体調の整え方を少し意識するだけでも、うつりにくく、こじらせにくい状態に近づけることができます。ご家庭で今日から取り組める備えを整理してご紹介します。
秋冬に感染症が広がりやすい理由
気温と湿度が下がると、空気中の細かな飛沫が乾いて軽くなり、長く漂いやすくなります。また、のどや鼻の粘膜が乾くと、異物を外に出す働きが低下することがあります。窓を閉めきる時間が増えて換気が減ることも重なり、秋冬は「うつりやすさ」と「体の守りにくさ」が同時に起こりやすい時期といえます。
手洗いは「するタイミング」を決めておく
手洗いは、回数を増やすことよりも、必要な場面で確実に行うことが大切です。あらかじめ場面を決めておくと、ご家族みんなで習慣にしやすくなります。
- 帰宅したとき
- 食事の前と、調理をはじめる前
- トイレのあと
- せきやくしゃみ、鼻をかんだあと
- ご家族の看病や介助をしたあと
石けんを泡立て、指の間・親指のつけ根・手首・爪のまわりまで洗い、流水で十分にすすぎます。洗ったあとは清潔なタオルで水気をふき取ってください。手が荒れていると洗うこと自体がつらくなるため、保湿もあわせて心がけましょう。
室内の乾燥を防ぐ
暖房を使う季節は室内が乾きやすくなります。加湿器を使う、洗濯物を室内に干すなど、ご家庭で続けやすい方法でかまいません。加湿器はタンクの水をこまめに替え、内部を清潔に保つようにしてください。あわせて1〜2時間に一度を目安に短時間の換気をはさむと、空気の入れ替えにつながります。
体調を整えることも対策のひとつ
疲れがたまっているときや睡眠が不足しているときは、体調をくずしやすくなることがあります。次のような点を意識してみてください。
- 睡眠の時間をできるだけ一定に保つ
- 三食をとり、水分もこまめに補う
- 入浴や重ね着で体を冷やしすぎない
- 持病のお薬は自己判断で中断しない
- 体調がすぐれないときは無理をせず休み、人の多い場所を避ける
高血圧や糖尿病などで通院されている方は、体調をくずしたときの過ごし方をふだんの診察であらかじめご相談いただくと安心です。日ごろの管理については生活習慣病とうまく付き合うためにもあわせてご覧ください。
予防接種を検討される方へ
季節性の予防接種は、流行する前に受けておくことがすすめられます。実施の時期や受付方法はその年によって異なりますので、最新のご案内はお知らせをご確認ください。自治体によっては費用の助成を受けられる場合がありますので、お住まいの自治体の案内もあわせてご確認ください。考え方については季節性の予防接種についてでもご説明しています。
早めの受診をおすすめする目安
次のような場合は、様子を見すぎずに早めにご相談ください。
- 息苦しさや、呼吸が浅く速い感じがある
- 高い熱が続き、水分がとれない
- せきが2週間以上続いている
- もともと肺や心臓の病気があり、いつもと様子が違う
- ご高齢の方で、食事量や元気が急に落ちた
かぜと思っていた症状が別の原因であることもあります。判断に迷うときは、まずご相談ください。見分け方についてはかぜとインフルエンザの見分け方もご参考ください。
外来のご案内
黒砂台診療所では、内科・呼吸器内科・泌尿器科の診療を行っています。外来の受付は月曜から金曜の9:00〜12:00で、土曜・日曜・祝日は休診です。午後は訪問診療のため外来は行っておりません。現在、予約の受付は行っておりませんので、受付時間内に直接お越しください。京成千葉線みどり台駅から徒歩4分、無料駐車場がございます。車椅子のままご入館いただけます。お電話でのお問い合わせは043-441-5312へ、アクセスの詳細は診療所のご案内をご覧ください。
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