朝晩の冷え込みが強まる10月ごろから、「夏より血圧が高く出る」と感じる方が増えてきます。血圧は季節の影響を受けやすく、寒い時期には上がりやすい傾向があります。高血圧の治療中の方も、健診で血圧が高めと言われた方も、冬を迎える前に、ふだんの血圧の測り方や過ごし方を見直してみませんか。
寒くなると血圧が上がりやすい理由
体は寒さを感じると、熱を逃がさないように皮膚の近くの血管を縮めます。血管が細くなると、同じ量の血液を送るのに強い圧力が必要になるため、血圧が上がりやすくなります。また、寒い時期は体を動かす機会が減ったり、温かい汁物や鍋料理などで塩分が多くなりがちだったりすることも、血圧に影響することがあります。
急な温度差に気をつけたい場面
特に注意したいのは、暖かい場所から寒い場所へ移動したときの急な温度変化です。血圧が大きく上下すると、体に負担がかかることがあります。
- 暖かい布団から出た直後の、冷えた朝の部屋やトイレ
- 暖房のない脱衣所や浴室での入浴前後
- 早朝や夜間の、冷え込んだ屋外への外出
脱衣所や浴室をあらかじめ温める、お湯の温度をぬるめにして長湯を避ける、朝はすぐに外へ出ず一枚羽織るといった工夫をおすすめします。
家庭での血圧測定を習慣に
診察室では緊張して高めに出る方もいれば、反対にふだんより低く出る方もいます。ご自宅で測った血圧は、ふだんの状態を知るうえで大切な手がかりになります。
- 朝は起きてから1時間以内、トイレを済ませたあと、朝食やお薬の前に測る
- 夜は寝る前に、座って1〜2分ほど落ち着いてから測る
- 毎日なるべく同じ条件で測り、数値を手帳などに記録する
記録をお持ちいただくと、季節による変化やお薬の効き方を確認しやすくなります。一般に、家庭で測った血圧が135/85mmHg以上の場合は高血圧の目安とされています。
冬の生活で意識したいこと
寒い時期でも、室内でできる体操や散歩など、無理のない範囲で体を動かす習慣を続けることが大切です。食事では、汁物の量や漬物、加工食品のとり方に気を配ると、塩分を抑えやすくなります。生活習慣病全般の付き合い方については、生活習慣病とうまく付き合うためにもあわせてご覧ください。
早めの受診をおすすめする目安
次のようなときは、早めにご相談ください。
- 家庭で測った血圧が、ふだんより明らかに高い日が続く
- 立ちくらみやふらつきが増えた(お薬で下がりすぎていることもあります)
- 頭痛や肩こり、動悸が続いて気になる
- 健診で血圧が高いと指摘されたまま、受診していない
なお、急に激しい頭痛がする、片側の手足に力が入らない・しびれる、ろれつが回らない、胸の強い痛みが続くといった場合は、ためらわずに救急車を呼んでください。
当院での対応
黒砂台診療所では、内科として高血圧をはじめとした生活習慣病の継続的な管理を行っています。血液検査や健康診断にも対応しており、健診結果をお持ちいただければ、それを踏まえてご説明します。詳しくは内科のご案内をご覧ください。季節の変わり目は、お薬の調整についてご相談いただくよい機会です。
外来のご案内
外来の受付時間は月曜から金曜の9時から12時までです。土曜・日曜・祝日は休診となります。午後は訪問診療のため、外来診療は行っておりません。予約の受付は現在行っておりませんので、受付時間内に直接お越しください。京成千葉線みどり台駅から徒歩4分、無料の駐車場をご用意しています(アクセス)。お問い合わせはお電話(043-441-5312)で承ります。
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